超映画批評で絶賛されていた「ミスター・ノーバディ」。Amazonプライムビデオの対象になっていたのでようやく観た。
これは本当に凄い映画である。映画を見ながら色々と思考し、結末に対しても熟考するのが好きな中級以上の映画ファンが見れば、確実に満足できる作品である。
と、絶賛されているが、かってにB級映画だと思い、なかなか食指が動かなかった。しかし、それは間違いだった。オープニングの「鳩」から見事な演出。そして、圧巻のシーンが続き、唸りっぱなしだった。
映画自体は、「インセプション」か「バタフライエフェクト」か「トゥルーマン・ショー」かと思うような展開。しかし、そのどれでもない。評価は人によって分かれると思うが、ぼくは名作だと思った。
そして、選択しなかった人生に思いを馳せた。
「嗚呼、あの時、ああしておけばどうなっただろうか」
「嗚呼、あの時、ああ言わなければどうなっただろうか」
今の自分は、これまで選択した結果だ。
そして、思った
このブログタイトル、「ホビヲログ」にしなければどうなっていたのかな、と。
Googleで「ホビヲログ」と検索したら、「もしかして:ホビログ」と表示される。
「ホビヲログ」は「ホビログ」の打ち間違いと思われているようだ。「ホビ」と「ログ」の間に「ヲ」が入れる打ち間違いがあるだろうか。ホビログとホビヲログは別物である。いつになったらGoogleは違いを理解するのか。
このブログタイトルを「ホビヲログ」にしなければ、このような憂いのない違うブログ人生を送れたかもしれない。いや、でも待てよ。「もしかして:ホビログ」って聞かれることによって、この記事を書けたのだから。それはそれでネタになったわけだし、どの選択をしても・・・。
というようなことを考えてしまう映画だった。「ミスター・ノーバディ」、みなさんも機会があれば是非。