新宿のルノアールで大学時代からの友人、コーノリアス氏と久しぶりに会った。仕事と家庭に追われ、なかなか自分の時間を持てないと嘆く二人の中年男。近況を報告しあった後、おもむろにコピー用紙を取り出す。恒例の「お絵描き勝負」の時間だ。
ルールは簡単、双方が順にお題を出し、それに沿って「お絵描き」をする。勝敗をつけるわけではないが、自身の想像力と画力を尽くす闘いである。
1本目「かわいい犬」
まず、お題はホビヲから。
コーノリアス作
かわいい。
ホビヲ作
キモい。
2本目「勇気ある行為」
コーノリアスのお題。
ホビヲ作
映画でよくあるシーン。
コーノリアス作
ライオンを救うために、自分を食べろと言う男。
3本目「ロボット」
続いてホビヲのお題。
コーノリアス作
トイレに入ったらロボットでびっくり。
ホビヲ作
顔だけ、がんばって作ったロボット。
この辺りで、ルノアールのお姉さんがお茶を持ってきてくれた。そして、コーノリアスの絵を見て「お上手ですね!」と感嘆。ぼくの絵については、何もコメントなし。勝負あった、と思った。
4本目「給食」
コーノリアスのお題。
ホビヲ作
抽象画。
コーノリアス作
給食が出て喜ぶサラリーマン。
5本目「鉛筆」
最後のお題はホビヲから。
コーノリアス作
消しゴムに追われる鉛筆。
ホビヲ作
削られる恐怖に慄く鉛筆。
支払い時、レジでの会話
先ほど、お茶を持ってきてくれたお姉さんに「お二人とも、プロの方なんですか?」と質問される。
嗚呼、「お二人とも」って、気を遣ってもらって悪いな、と思いながら、「いえ、素人です(ありがとう)」とお返事。
言いながら思った。コーノリアス氏は、6月16日発売の「高円寺女子サッカー3 ~恋するイレブン いつかはヘブン」で、作画を担当したプロだった。
みなさん、機会があれば是非。